環境試験+α の取り組み
こんにちは!エタック事業部の田中です。
一風変わったご紹介です!
過去の記事で「解析・故障診断サービス」をご案内しましたが
設備の応用で、環境試験+解析といった取組みも行っております。
今回は「塩水噴霧試験後の腐食量調査」をテーマとして
顕微鏡・X線CT機・断面研磨確認をもちいた評価を行っております。
腐食量によって最適な手法は異なりますので、是非当社にご相談ください!
このスタッフブログでは、カタログなどではすぐに伝えられないエタックの最新情報をお伝えします。技術情報をはじめ新製品のご案内やサポート情報、エタック製品を導入頂いたお客さまの声などを中心にお客さまにお役に立てる情報を発信して参ります。
こんにちは!エタック事業部の田中です。
一風変わったご紹介です!
過去の記事で「解析・故障診断サービス」をご案内しましたが
設備の応用で、環境試験+解析といった取組みも行っております。
今回は「塩水噴霧試験後の腐食量調査」をテーマとして
顕微鏡・X線CT機・断面研磨確認をもちいた評価を行っております。
腐食量によって最適な手法は異なりますので、是非当社にご相談ください!
皆さんこんにちは!エタックの森下です。
今回は当社の「結露サイクル試験器/DEW CYCLE」についてご紹介しいます。
近年、エレクトロニクス製品の小型化・高密度化がますます進んでおります。
また、使用環境も屋外から屋内への移動や、機器の動作により低温乾燥状態から温度上昇して多湿環境下に変化するといった状況下にさらされるケースが増えております。
そうした中で、精度の高い温湿度条件を急激に変化させ、製品の絶縁性や腐食性を評価する試験の必要性が高まってきております。
結露サイクル試験器は、実施頻度を考慮すると装置の購入に踏み切れず、恒温恒湿槽2台を手動で移動して実施したり、外部に委託したりしているお客様も多いと思います。
そんなお客様のために、より効率的に装置を利用いただけるように、当社の装置は「結露サイクル試験」としてだけでなく「熱衝撃試験」としても利用できる仕様となっております。
◎試験温度範囲:低温-55℃、高温150℃まで対応 ⇒ 熱衝撃試験器として使用可能な温度域
◎復帰性能:ー30℃⇔+25℃95%rh、さらし各30分 復帰時間5分以内
−55℃/30分⇔常温/5分⇔+130℃/30分 復帰時間5分以内
⇒熱衝撃試験器として使用可能な復帰時間の速さ
◎試験室の大きさの違いで2機種ラインナップがございます。
型式:DC1200S/内寸法:W650xH500xD400mm
型式:DC2010S/内寸法:W700xH500xD600mm
◎結露サイクル試験モードと熱衝撃試験モードは操作画面の条件入力により簡単切り替え可能
いかがでしょうか?
2パターンの試験が実施可能なので、省スペースかつ高稼働が見込めること間違いなしです!
なお、当社では、受託試験による結露サイクル試験のサービスもご提供しております。
みずなみ試験所・山形試験所の2拠点で実施しております。
装置の導入が難しいお客様は活用ご検討ください。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。
こんにちは。エタックの照内です。
本日はサービスコールでもよくお問い合わせ頂く「加湿水の消費量が多い」トラブルについて、その原因と解決策について記事にしてみました。
以前の記事でも紹介させて頂きましたが、当社の低温恒温恒湿器『HIFLEX NEO E』には”水蒸気回収システム”が標準で搭載されており、槽内で発生する蒸気を回収・再利用することによって、85℃/85%RHの高温多湿運転でも1000時間(約40日間)の連続運転が可能です。
しかしながら、何らかの原因で1日の運転で給水タンクが空になってしまうなど、加湿水の消費量が増えてしまうことがあります。
一概には言えませんが、その大きな理由は以下の3つです。
①ウィックガーゼの装着方法が正しくない
ウィックガーゼとは、湿球センサに装着する白色の不織布です。
湿度運転の際、ウィックガーゼは常に湿らせておく必要があり、上記のウィックパンには常に加湿水が供給されています。
ウィックガーゼを装着する際、下のウィックパンの切り掛け部に、ウィックガーゼの下の部分が少しでも外れていると、その部分から水が滴り落ちる状態となり、これが原因で加湿水の消費量が多くなります。
裏側や端の部分もきちんとウィックパンに収まるようにウィックガーゼを入れて下さい。
ウィックガーゼの交換方法については、こちらにも資料がありますのでご参照下さい。
②ウィックパン、加湿パンの水位が溢れている
ウィックパンと加湿パンは下記の箇所になります。
ウィックパンについては上述しましたが、湿度運転時にはウィックパンと加湿パンの両方に加湿水が供給されています。
基本的に納入時に弊社のスタッフが、いずれの水位も正常な位置で調整したうえでお客様にお引渡しをさせて頂いていますが、装置の移動に伴い水平が取れていなかったり、何らかの原因で水位が溢れてしまうことがあります。
これらの水位が溢れてしまうことで、加湿水の消費量が多くなってしまいます。
水位の調整は、当社のスタッフが訪問して実施させて頂くことも可能ですが、こちらにも調整方法の資料をご参照のうえお客様でも実施することができます。
③槽内の空気が槽外に漏れている
単純な事象ですが、これももちろん加湿水消費量増大の原因のひとつです。
扉が閉まりきっていなかったり、側面の測定(ケーブル)孔が開いていたりすると、そこから槽内の水蒸気が漏れてしまうので、今一度これらがきちんと閉まっているかご確認下さい。
扉については、永年ご使用頂いていると、パッキンが劣化して密着度が弱くなり、そこから空気が漏れている可能性もありますので、ご心配なお客様は是非当社の点検サービスのご利用をご検討下さい。
上記以外の理由として、「温度/湿度の表示誤差が大きい」ことも挙げられます。
例えば、槽内の温度/湿度の表示が85℃85%であったとしても、実際の槽内が85℃95%くらいだったとした場合、 加湿水の消費量 が多くなることがあります。
表示誤差は加湿水の消費量だけでなく、正確な評価や試験ができない原因にも繋がりますので、是非年次でのメーカー校正を推奨させて頂きます。校正サービスのご案内はこちらです。
これらでも加湿水の消費量が解決しない場合は、他の要因が考えられます。
その際は当社にサービスコールを頂ければ、スタッフの現地調査も含め解決のアドバイスをさせて頂きますのでお問い合わせ下さい。
本日も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました。
エタックでは地球温暖化係数(GWP:Global-warming potential)の高い冷媒から、次の世代の低GWP冷媒への置き換えをいち早く進めています。
※R404AのGWP:3,920、当社が代替した低GWP冷媒=R448AのGWP:1,386(約65%減)
※R23のGWP:14,800、当社が代替した低GWP冷媒=R469AのGWPは1,357(約90%減)。
モントリオール議定書またはキガリ改正で規制対象となったHFC冷媒18種類は、全世界的に削減が必要不可欠な状況になってきています。エタックでは低GWP冷媒を使用することで、これら冷媒の削減とともにCO2排出量の削減に寄与しています。
エタックでは、主要製品すべてをR404AからR448Aへ置き換えすることで、使用冷媒に関する環境配慮対応、CO2削減、国際的な枠組みに対する積極的な取り組みをいち早く行ってきました。
また、お客様から従来の冷媒に関する入手性のリスクや、メンテナンスリスク、CO2排出リスクに対する方策のご要望を多くいただいており、これらにお応えした環境試験器を世に送り出してきました。
※このほかの機種についてもご用意しています。
HIFLEXシリーズ(NEO-E、NEO-ES)については、低GWP冷媒を使用しながら-40℃を実現し、かつ周囲環境+5℃~+35℃でも最低温度を維持できる冷却回路を独自設計※1、搭載しています。
※1 特許第7157725号(GWP1500以下の低GWP冷媒およびオリジナル冷却回路)
インバータ冷凍回路および独自設計の冷却回路はエタックオリジナルであり、インバータ冷凍機により温度下降性能や、温湿度安定後の省エネ性についても同時に実現しています。
R448Aのような非共沸混合冷媒を使用した場合、温度グライドや冷媒圧力対策を講じたとしても-40℃まで下がらない、あるいは下がるけれども高周囲温度で維持できないなどの様々な課題がありましたが、HIFLEXシリーズは独自技術によりこれら課題をクリアした製品となっております。
今後、2025年にCO2排出量の削減目標が厳しくなるなか、さらに2029年には70%削減という目標に移ります。
エタックはお客様に引き続き安心してご使用いただけるよう、さらなる環境配慮型の試験器をご提案できるように邁進してまいります。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
こんばんは、営業の佐藤です。
楠本化成株式会社の本社は東京都千代田区の神田にあります。神田と言えば江戸三大祭りの一つである『神田祭』が有名ですが、寶田恵比寿(たからだえびす)神社とその周辺で開催される『べったら市』も有名なのです。
今年は3年ぶりということもあり、大勢の人が訪れていました。
江戸時代にこの神社前で市を開いた時から続いているとのことです。色々聞きたかったのですが、「ググったらわかるよー。」と粋な返しを食らいました。江戸っ子すごい。
『べったら』はちょっと甘い大根の漬物という感じです。
べったら漬け(Wikipediaより抜粋)
大根の皮を厚めにむき、下漬けで塩押しした大根を砂糖(または水あめ)と米麴で本漬けする。ポリポリした歯ざわりと甘いが淡白な味が特徴である。 漬け込んで10日から15日で食用になるが風味が変わるのも早く貯蔵性はない。
そしてもう一つ有名なのが七味唐辛子の口上(こうじょう)です。七味唐辛子の材料を合わせながら効能や由来を楽しくしゃべってくれるというものです。
こういう市場やお祭りはずっと続いて欲しいですね。
日本橋寄ったらべったら食べったら~。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは。山形営業所の高橋です。
山形試験所より、今回は大型低温恒温恒湿槽:W001の紹介です。
一般的な恒温槽は60~800Lほどですが、W001は3800Lの大容量です。
・最終製品に近い大型のサンプルを投入したい
・とにかく大量のサンプルを投入したい
・サンプルの発熱量が大きく、槽容量に余裕が欲しい
このような要望に対応できます。
また、左面には通線孔を6か所備えています。
槽のとなりも大きくスペースが空いていますので、大型の電源装置や計測機器などの持込・設置に対応できます。
因みにW001はみずなみ試験所にもあります。
また、その他にも大型の試験槽を多数所有しています。
大型テストエリアをお探しでしたら是非エタックへお問い合わせください。
表.大型環境試験槽/室 一覧
ありがとうございました。
こんにちは。
今回は車載部品などの耐油試験をご紹介をさせていただきます。
はじめに、、
現在、各国で電気自動車(EV)の普及率が徐々に上がってきておりますが
性能向上のためには冷却技術が欠かせません。
近年冷却効率を向上させるために油冷モーターの要求が高まっておりますが
これに対応するために「各部品の耐油性(耐ATF性)の検証」が不可欠となります。
ETACでは耐油試験を様々な方法で対応する事が可能です。
STEP① 供試品に対して「オイル塗布」
STEP② 試験槽に投入し試験スタート
シンプルな外観観察から各種測定や解析など、様々な評価のお手伝いもいたします。
お問合せ、ご依頼お待ちしております。
皆さんこんにちは、エタック森下です!
みずなみ試験所の新たな試験メニューとして、試験溶液に塩化カルシウム(CaCl2)を用いた塩水噴霧試験のサービスを開始しました。
塩水噴霧試験においては、一般的には試験溶液として塩化ナトリウム(NaCl)を使用します。
当社でも、従来より塩化ナトリウムを使った塩水噴霧試験は提供しておりました。
ここで、塩化カルシウムを用いた試験の必要性の一例を紹介します。
塩化カルシウムは主に凍結防止剤や融雪剤として道路上に散布されます。そのため、散布された路面上を走る車のボディや部品に、錆やその他不具合を発生させる可能性があります。
その様な影響を受ける可能性のある製品を評価するために、試験を行う必要性があります。
ちなみに、塩化ナトリウムも同様の用途で使用されますが、塩化カルシウムの方が水の凍結温度を大幅に下げるため、即効性が高く、大雪の際はこちらの方が重宝されるそうです。
【型式】 板橋理化工業 TQ-2
【主な機能】 塩水噴霧、低温、塩水浸漬
【試験室寸法】 W 1000×D 490×H 600mm
※対応可能な試験条件に付いては、個別にご相談ください。
”お問い合わせはこちら”
今回は以上です。
エタックでは、市場のニーズやお客様の声に応えられるよう、今後も試験メニューを増やしていきたいと考えております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは、ETACの照内です。
本日は、特に、複数の試験器を有している、もしくは複数の試験器の導入を検討されているお客様へのご提案です。
ETACでは複数の試験器を一括で制御・監視できる
CNS(集中管理システム)
というソフトウェアをご用意しております。
突然ですが、毎日の試験業務の中で、こんなストレスを感じたことはありませんか?
CNSがあれば、これらのストレスを解消して、
お客様の毎日の試験器管理の負担を軽減することができます!
では、実際のCNSの画面などを交えてご説明します。
登録された試験器の状態表示や制御が可能。一覧で表示されるので確認が容易です。
複雑なプログラム運転も簡単に設定できます。
試験器のアラーム・トラブル時だけでなく、試験一時停止・終了時などのタイミングをメールでお知らせ。
次工程に素早く移行できるなど、試験業務の効率化に貢献します。
試験時の温度・温湿度をグラフ表示。CSV出力でデータのダウンロードも可能です。
また、同時に試験器の冷凍機やヒータなどの状態も記録しているので、試験器の故障などのトラブル予防や、メンテナンス時に役立ちます。
お客様の社内ネットワークを活用すれば、試験室に行かなくても遠隔地で各試験器の監視が可能です。
いかがでしたでしょうか?
CNS(集中管理システム)が、安心して試験業務に集中して頂ける様な環境をお客様にご提供致します。
是非、ご検討頂けますと幸いです。
本日も最後までご覧になって頂き有難う御座いました。
今回は、先日ブログ内でご紹介させて頂いた『急速温度変化試験器 Clime Event WIDEバージョン』についてその魅力をさらにお伝えさせて頂きます!
製品スペックをおさらいすると、下記表になります!
WIDEバージョンの名の通り「大容量(3600L)」、「耐荷重仕様(250kg)」かつ急速温度変化「温度変化速度 4℃/分」を実現させた、まさにモンスタースペックマシーンです!
槽内寸法(W1990×H1510×D1200mm)について数値だけですと、大きさのイメージが湧きにくいと思いましたので、槽前方に弊社スタッフを立たせてみました!
ご覧の通り身長175cm前後のスタッフが両手を広げても届かないぐらいWIDEが広く、この装置なら今まで試験困難だった大型試料も余裕を持って入れられそうですね!また槽内は画像のようにランプが点灯できるので、試料の視認性もバッチリです!
ちなみに弊社みずなみ試験所の
入口に鎮座しているガ〇ダムの
身長が2000mm弱、これに対して
Clime Event WIDEバージョンの
横幅が1990mmですので、
ガ〇ダムも横にしたら丸ごと
入っちゃいそうです!
また装置の導入を検討されている方の中には、大きさは十分に分かったけど、操作性についてはどうなの?と疑問に思われた方、ドイツの試験器メーカーの製品ということで操作が難しそう。。。。と思われた方も多いのではないでしょうか?
ご安心ください!
画像のような完全日本語対応の見やすいタブレット型操作パネルがついており、複雑なプログラム運転も楽々操作可能です!
今回は『急速温度変化試験器 Clime Event WIDEバージョン』について、その魅力をお伝えさせて頂きました。
こちらの装置は受託サービス、販売どちらも行っておりますので、ご興味持って頂けましたら、是非お気軽にお問合せください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。