ETAC

温度サイクル試験器(気槽式)

WINTECH NEO
温度サイクル試験器(気槽式)

持続可能な未来の為に
低GWP冷媒R-448A(GWP値:1387)を搭載した温度サイクル試験器デビュー

優れた温度復帰性能と均一な温度分布。WINTECHがこだわった徹底した高い基本性能。

■最短時間を実現した復帰性能

WINTECHは温度サイクル試験器の重要な基本性能である温度復帰を、冷熱交換効率に優れた冷熱回路システムと、低/高温室に配置した蓄冷/蓄熱材の最適化により、最短時間での温度復帰を実現しています。

2ゾーン試験 制御センサ :風上(条件:-40℃ 30min ⇔ +125℃ 30min)

NT551A NT1251W
テストエリア寸法
(W×H×Dmm)
370×330×400(48L) 650×500×400×(130L)
負荷 3.5kg 7.5kg
IC2.5kg+カゴ、受1kg IC4.7kg+カゴ、受2.8kg
低温復帰時間 53秒 2分24秒
高温復帰時間 3分58秒 3分5秒

3ゾーン試験 制御センサ :風上(-65℃ 30min ⇔ 常温10min ⇔ +150℃ 30min)

NT1251W NT2051W
テストエリア寸法
(W×H×Dmm)
650×500×400×(130L) 700×500×600×(210L)
負荷 7.5kg 26kg
IC4.7kg+カゴ、受2.8kg IC20kg+カゴ、受6kg
低温復帰時間 46秒 38秒
高温復帰時間 1分5秒 2分
※温度復帰時間は実測値を示したもので、記載されている数値は保証値ではありません

■安定時にはわずか±1.0℃以内の均一な温度分布

大型のシロッコファンにより十分な循環風量を維持していますので、優れた温度分布を確保しています。

●空気温度分布データ(2ゾーン試験)

※温度分布は実測値を示したもので、記載されている数値は保証値ではありません。

■エタック独自の学習機能 ECOモード

WINTECH NEOはエタック独自の学習機能を持つECOモードを搭載し、サイクルごとに最適なタイミングで予冷/予熱を再開します。 タイマ式と比較して冷凍能力低下時の試験中断がなく、無駄な電力消費を低減します。

豊富なフィールド実績の中から生まれた、付属機能の数々。

■運転履歴のダウンロード機能

運転中だけでなく、トラブル発生時や停電復帰後などの停止中の槽内温度まで自動保存しますので、試料が受けたストレスを漏れなく記録することができます。
運転データはモニタでの確認はもちろん、USBメモリを用いてCSV形式でダウンロードすることが可能です。

■常温さらし機能を標準装備

全機種に常温用ダンパ機構を標準装備しました。MIL-STD-202G規格などの3ゾーン規格試験に対応しています。

■ホットガス温度制御(オプション)

ホットガスによる温度制御で過冷却を押さえ、霜付きを大幅に低減。
霜取りをすること無く長期連続運転が可能となるため試験時間を大幅に短縮します。(当社比:-40℃/30分〜+125℃/30分  2ゾーン)

年間で電気料金を最大90万円削減

※:電力量✕24時間✕365日✕稼働率0.8✕15円/kWhにて算出
 【地域・契約条件・使用時間帯により異なります】
※:ホットガス制御とECOモードの併用時

型式 NT2051W
試験条件 高温さらし +125℃ 30分
低温さらし −40℃ 30分
周囲温湿度 +23℃ 60%Rh以下
冷却水温 +25℃
電源電圧 AC200V 3φ 50/60Hz ±10%以内
制御センサ 試験室の風下側
試料(10.0Kg以内) プラスチックモールドIC:7.0Kg
試料カゴ、受け金具:3.0Kg
温度復帰時間 5分以内

パワーデバイスの信頼性評価用にあらゆる基本性能を高めた 300℃仕様もご用意

車載用をはじめ、高電圧・大電流の産業分野向けパワーデバイスまでの信頼性評価用に、300℃仕様WINTECHシリーズが誕生しました。予熱最高温度を350℃とし、余裕をもった300℃試験を実現します。
高温運転時の耐熱・断熱性能向上のため様々な基本パーツを刷新。高性能と安全性を高い次元で両立したシリーズです。

主な特徴

  • 新開発。低温復帰時間短縮機能(SR 機能)
  • 高温ダンパ用パッキン採用により耐熱・信頼・安全性向上
  • 専用設計による常用300℃運転(予熱最高350℃)
  • 高温運転時にも本体の温度上昇を最小限に抑制

温度コントローラ「ETACOM」が、タッチパネル付ワイドカラーLCDの採用でさらに快適で使いやすく。

試験器の背面に設置し、簡単に取り替え・清掃が可能です。ボディパネルなどを外す必要がないため、狭いスペースでも設置場所を選びません。

1:大型LEDとタッチパネル付きカラーLCD画面

ETACOM上部に、運転/異常状態が一目で分かる大型LEDを採用。設定/表示部には、タッチパネル付き7.5インチワイドカラーLCDを採用し、高度なプログラム機能を持ちながら、直感的で分かりやすいインタフェースを実現しています。

2:試験室温度の自動保存

試験運転以外の時間でも試験室温度のデータを常時自動的に記録します。記録されたデータは、モニター上で過去に遡り運転履歴をレビューすることが可能です。

3:多彩な表示機能

多彩なグラフィックにより、プログラムの進行状況や詳細情報などが簡単に確認できます。

メニュー画面
モニタ画面1
モニタ画面2

4:高性能をサポートする設定機能と、対話型インタラクションで優れた使いやすさを両立

温度やさらし時間、サイクル数などの各種設定が簡単に入力・編集できます。
また、経過サイクルを個別にカウントするリセット付カウンタを内蔵するなど、エタック独自の設定機能をそなえています。

プログラム編集画面
プログラム選択画面
リセット付カウンタ

5:保守管理機能の充実

冷凍機周辺に配置したセンサにより、運転状況を常時監視しています。トラブル発生時は、その瞬間の運転状況を自動的に保存しますので、故障原因をより正確に診断し、迅速なリカバリが可能です。

トラブル発生画面
トラブル対処画面
現在値画面

NEW更に進化したETACOM の新機能

試験中に低温、高温、常温それぞれのさらし時間が変更できる「さらし時間変更機能」が追加になりました。また、設定したサイクル毎に試験を自動で中断できる「指定サイクル中断機能」も追加されました。
※:これらの機能はオプションです。

さらし時間変更機能画面
指定サイクル中断機能画面1
指定サイクル中断機能画面2

主要機能

  • 豊富なプログラム数 MAX 30 種類(プログラムNo.1 ~No.30)
  • 上下限温度警報機能
  • ウエイト機能
  • オートスタート(運転、待機)
  • 試験終了時刻(年月日時分)が分かるカレンダタイマ内蔵
  • 試験室温度データダウンロード機能
  • 保守管理モニタ機能
  • 高・低温さらし時間 MAX120分
    常温さらし時間 MAX99分
  • 警報履歴保存機能
  • トラブル対処表示画面
  • タイムシグナル出力(接点容量AC250V 3A / 3 チャンネル)
  • インタロック接点(接点容量AC220V 10A)
  • 試験終了出力(接点容量AC250V 3A)
  • 外部警報出力(接点容量AC250V 3A)
  • 通信機能(RS485:オプション)
  • さらし時間変更機能(オプション)
  • 指定サイクル中断機能(オプション)