試験器のご紹介 小型段積み➂

小型/多段積み低温恒温(恒湿)器
『HIFLEX NEO-ES』~その➂~

みなさんこんにちは、エタックの森下です!
今回は、小型/多段積み低温恒温(恒湿)器『HIFLEX NEO-ES』紹介の最終回になります。
「加湿水の節水性能」・「槽内分布特性」・「多彩なオプション」を紹介させていただきます。

1、加湿水の節水性能

「夜間や休日に加湿水がなくなってしまい正しく試験ができていなかった」
「加湿水補給のために休日出勤をしなければいけなかった」
そんな経験はありませんか?
本装置は加湿水供給システムの最適化により消費量を大幅に削減しております。
(従来の小型装置の約2倍!)
この試験器なら、長期休暇中も安心してお過ごしいただけます。

2、槽内分布特性

小型試験器ながら風量・風圧の大きいシロッコファンを採用しております。
有試料時においても槽内分布性能が高く、精度の高い試験を行うことが可能となっております。

3、多彩なオプション

お客様の要望にお応えできるよう、オプションも沢山ご用意しております。
その一例をご紹介いたします。

『観察窓』

試験中に扉を閉めたまま槽内を観察することができます。
低温運転時や高温多湿運転時も曇りません。また、窓を付けることでの性能の劣化もありません。

『ステンレスコイル』

冷却コイルを耐腐食性の高いステンレス仕様に変更することが可能です。
試料から有機酸を含む成分が発生する場合にご使用ください。
※腐食性ガスによるトラブルを保証するものではありません。

参考写真(HIFLEX NEOシリーズのSUSコイル)

『操作孔付き内扉』

試験中に槽内の温湿度状態をキープしながら、試料の状態を観察したり、試料にアクセスすることが可能です。

『殺菌ランプ』

雑菌の増殖を抑制し、水質劣化によるトラブルを未然に防止します。
殺菌ランプについてはこちらの記事でも紹介しておりますので是非ご覧ください。↓
試験器のご紹介 殺菌ランプについて

~最後に~

3回に渡り小型/多段積み低温恒温(恒湿)器『HIFLEX NEO-ES』をご紹介しましたが、今回が最終回になります。いかがでしたでしょうか?
本装置はコンパクトでありながら、一般的な大きさの試験器と遜色ない性能となっております。

・試料は小さいし、数もそれほど多くない。
・試験器の設置スペースが限られている。
・実施が必要な試験条件が多いので複数台必要。
・今使っている小型試験器の性能に満足していない。

そんなお客様に是非一度ご検討いただけると幸いです。

※これまでの紹介のバックナンバーはこちら↓
試験器のご紹介 小型段積み➀
試験器のご紹介 小型段積み➁

今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

『よってけらっしゃい東根市』

こんにちは。山形営業所の高橋です。
唐突ですが、当社が受託試験サービスを展開している山形試験所は山形県東根市(ひがしねし)にあります。

今回のブログでは、普段の試験器紹介から外れて、試験所のある東根市の魅力を紹介したいと思います。
では早速ですが、山形在住の筆者が考えた東根市おすすめ情報ベスト5を発表します!

第5位 間近で見られる飛行機 ― 山形空港

車移動が基本の県内ですが、東根市にはなんと空港があります。直近では米軍のオスプレイが緊急着陸してニュースになりました。空港には無料で入場できる展望デッキがあり、離着陸する飛行機を間近で眺めることができます。おすすめは鮮やかなカラーリングのフジドリームエアラインズ便です!

第4位 黒伏高原スノーパーク ジャングルジャングル

冬には雪の積もる東根市、山間部にはなんとスキー場もあります。市街地から20㎞程度とアクセスしやすいです。おすすめは緩やかでワイドなロングコース。美しい雪景色を見ながら滑走を楽しんでみてはいかがでしょうか!ゲレンデで食べるカレーもおいしいですよ!

第3位 東根温泉

冷えた体には温泉が一番です。東根には明治43年(1910)に開湯した温泉があり、旅館も多くあります。日帰り温泉施設も4軒あり、250~400円ほどの料金で気軽に温泉が楽しめます。今回紹介した中では一番手軽にリフレッシュできると思います。是非東根温泉へ!

第2位 ラーメン・蕎麦

外食といえばラーメン屋の山形県(と私は思っています)。東根にもおいしいラーメン屋、蕎麦屋が沢山あります。私は県外へ出るまで普通だと思っていましたが、山形では蕎麦屋の看板でもラーメンを食べられる店が多いです。みなさんの地域ではいかがでしょうか?

第1位 さくらんぼ

 山形はさくらんぼの里。中でも東根市は日本一の生産量を誇ります。春にはそこかしこで白いさくらんぼの花が咲き、蜜蜂が飛び回ります。そして6月になると収穫最盛期を迎え、大変賑わいます。市内には観光果樹園のほか、大人気の産直販売所「よってけポポラ」があります。産直には四季を通じて新鮮な果物・野菜が並び、旬を楽しめます。皆様どうぞよってけらっしゃい!(※寄っていってください、の意)

いかがでしょう。皆様予想通りのランキングでしたか?
気になった方は是非東根へお越しください。そして当社山形試験所もどうぞよろしくお願いします。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

急速温度変化試験器 Clime Event

エタッくん:
みなさん始めまして。エタッくんと申します。

佐藤:
こんにちは、エタッくん。営業の佐藤です。

エタッくん:
JEDEC規格の『JESD22-A104E』を恒温恒湿槽でやってみました。

佐藤:
JEDECの規格と言えば世界中で使われている規格ですよね。

※用語:JEDEC
JEDEC半導体技術協会は半導体技術を行うためのEIA(Electronic Industries Alliance)の機関で、電子技術業界のあらゆる領域を代表する事業者団体である。(Wikipediaより抜粋)

エタッくん:
そうですよ。今回はJEDEC規格の中の、『Temperature Cycling:JESD22-A104E』のはんだ接合部の試験をやってみました。
Temperature Cyclingは直訳すると温度のサイクルですが、ヒートショックや熱衝撃と受け止める方もいらっしゃると思います。

佐藤:
という事は、エタックの温度サイクル試験器 WINTECHを使えばできそうですね。

佐藤:
あっ、規格の中に「2.12 ramp rate: The rate of temperature increase or decrease per unit of time for the sample(s).」という項目があります。
JESD22-A104Eにはランプ制御の定義が記載されていますね。

※用語:ランプ制御
傾斜制御とも言い、環境試験器を用いる温度の試験では、一般的に直線的な温度移行を実現させる制御としてとらえられることが多い。

佐藤:
WINTECHでは温度復帰時間(温度移行速度)が設定できないから、 “厳密に言うと” JESD22-A104Eの試験はできないですね。
この試験ができる環境試験器があるのですか?

エタッくん:
はい、恒温槽(恒温恒湿槽)でこの試験はできるんですよ。

佐藤:
恒温槽は1つの槽内で低温から高温まで設定できる環境試験器、恒温恒湿槽はさらに湿度も制御できる環境試験器ですけど、エタックのHIFLEX NEO-Eでできるのですか?

エタッくん:
いいえ、HIFLEX NEO-Eではなく、
Clime Eventでできます。

佐藤:
Clime Eventとは我が社、楠本化成株式会社が販売窓口になっているWeiss Technik社の急速温度変化試験器のことですね。

エタッくん:
そうです。今回はClime Eventの「C/480/70/25」という型式で、試験をやった結果が以下の通りです。
試験器の中には電子基板を複数枚入れています。

佐藤:
今回の試験条件は-40℃~+100℃を設定して、Ramp rateはJESD22-A104Eのはんだ接合部の試験で推奨されている10℃~14℃/分より速い20℃/分を設定したのですね。

用語:Test Condition
規格の中に「5.2 Maximum and minimum temperature」という項目があり、高温と低温の組み合わせがTest Condition(A~T)によって分類されている。ただしこの組み合わせ以外も設定してよいとされている。

エタッくん:
先ほどのグラフの通り、20℃/分でランプ制御できています。

佐藤:
Clime Eventは温度移行速度が速くランプ制御ができるので、JEDEC規格に限らず様々な試験規格に対応できますね。

エタッくん:
エタックの試験所には最速25℃/分の試験が可能なClime Eventが複数台あるので、
試験を受託することも出来ますよ!


今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

木製ロボット、みずなみ試験所に立つ

みずなみ試験所の入り口に職員が趣味で作成した高さ2mの木製ロボットが着任いたしました。
間接が動いたり、目が光ったり・・・

ロボット好きにはたまらないギミックが入れ込んであります。
どんな姿かは、ご来所の際のお楽しみ!
試験所にお越しの際は、是非ご覧ください。

みずなみ試験所の詳細はこちら

ETAC環境試験器の安全に関する取り組み

爆発放散口・オリジナルねじ込みハンドル ご紹介

エタックエンジニアリング(株)では装置の開発、設計、製造を業務としております。
この度、その中で当社の安全に関する取り組みにつきまして一例をご紹介します。
日ごろお使いの環境試験器は、試験槽内に様々な供試品を入れて試験されます。
その中でも、可燃性ガスを揮発する材料や、近年、リチウムイオン二次電池などのように、試験槽内で可燃性ガスを発生する恐れのある供試品は、最悪の事象として槽内空気と可燃性ガスが混合し着火することで、爆発に至ることが考えられます。
万が一の爆発事象などに至った場合、筐体より強度の弱い開口部を設け、被害を最小限にする方策があります。この機構を「爆発放散口」と言います。
なお、爆発放散口自身は爆発を予防するものではありませんので注意が必要です。
当社では、実際にプロパンガスやリチウムイオン二次電池での爆発実験を行い、動作検証を実施しております。

プロパンガスの爆破地実験事例

また、筐体の扉部分については、機器の強度試験などを実施するとともに、エタックオリジナルのハンドル機構を装備しています。
今年新しく特許取得※1 したエタックオリジナルの「ねじ込みハンドル」は、脱落防止機能を装備しており、従来のタイプからさらに安全性を高めています。
※1 特許第6896132号

扉ハンドル受け部
ねじ込みハンドル本体

当社では、ご要望に応じてこのような実験事例のご紹介や、仕様決定の際にご相談いただきお見積りを進めさせていただいています。
また、「安全性を確認するために実際に実験をしてみたい」というようなご要望につきましても是非ご相談ください。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

軟膏容器 取り扱いしております

エタックの環境試験器は、原材料を扱われているお客様にも広くご利用いただいております。
また、導電ペーストのような電気的評価を行うための計測システムも扱っており、それらをかけ合わせることで特定環境下での電気的測定が可能な装置を提供しております。
今回は、そうしたエタック製品をお使いの材料系の評価をされているお客様に向けたご案内です。

化成品事業部より「軟膏容器」のご紹介

はじめまして。化成品事業部の江崎です。
エタック製品を扱う楠本化成(株)には化成品事業部があるのをご存知ですか?
そんな化成品事業部の取扱商品の一つに軟膏容器がございます。
軟膏容器とは、写真のように口が広く、粘度が高いモノを掻き出し易い特徴を持っています。

導電ペーストやレジストインキなど粘度が高いものを入れる用途で、50社を超えるお客様にご愛顧頂いております。
取り扱いのラインナップも70ml~1500mlまでと幅広くご用意しております。
種類もスクリュー式と打栓式があり、着色も可能です。
「たしか、こんな容器を会社で見かけたな…」と思われた、そこのお客様!
BCP対策やコストダウン等、お力になれる筈です。
ご興味あるお客様はぜひ一度、化成品事業部/江崎までご連絡下さい。
TEL:03-3292-8681
お問い合わせフォームはこちら

軟膏容器の詳細はこちらにも掲載しております。
https://www.kusumoto.co.jp/product/raw-materials/package/container.html

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

60KN複合振動試験機導入

みずなみ試験所に「60KN水平加振台付き温湿度複合振動試験機」導入!
EV/HEV部品の信頼性評価に最適です!

自動車部品は軽量化が進む一方ユニット化が進み、部品単体では軽くなってもユニットでは重量物になります。
EV/HEVではe-Axelに代表されるモータやインバータが含まれる電子部品でありながら、大型で重量物の供試体を評価する必要があります。

EV/HEVの部品は複雑な構造をしており、治具も左右対称に作れないのが実情です。
重心のズレが、加振機にとっての性能ロスにつながり、机上の計算値以上の加振力が必要になります。

その反面、加振力が大きければ良いかと言うと、加振力が大きいと加振台も大きくなりテーブルも大型化になる傾向があります。
テーブルが大きい振動試験機は高周波の試験が不得意になります。

そこでETACのみずなみ試験所に導入した60KN振動試験機はEV/HEVの供試体にちょうどいいテーブルサイズを採用して高周波の試験も対応可能でなおかつ、高加振力で重量物の試験が可能になっています。

この事以外にも工夫が詰まったETACの受託試験サービスを体験して頂けることをお待ちしています。

振動試験のご案内はこちら

受託試験のお問合せはこちら


試験器のご紹介 加湿水の水持ちについて

低温恒温恒湿器『HIFLEX NEO-E』の加湿水の水持ちの良さ

エタックの照内です。
前回、加湿水の劣化を防ぐ殺菌ランプについてご紹介させて頂きましたが、『HIFLEX NEO-E』は、加湿水の水持ちの良さにも自信があります!

長期連続での加湿運転の試験を実施されているお客様は、年末年始やゴールデンウイークなどの長期休暇中でも試験を継続させる必要があるかと思います。
給水タンクが空になって試験が止まってしまう、なんてことが無いように、
せっかくの連休なのに、純水を補給する為だけに休日出勤を強いられて、
そのせいで旅行の予定を断念する・・・そんな悲しい経験は御座いませんか?

HIFLEX NEO-Eであれば、そのような心配はありません!

HIFLEX NEO-Eには加湿水の消費量を抑える工夫が講じられています。
『水蒸気回収システム』という槽内で発生する蒸気を回収・再利用することによって、加湿水の消費量を抑えるという画期的なシステムを標準搭載しています。

上記『水蒸気回収システム』で、85℃/85%RHの高温多湿運転でもなんと1000時間(約40日間)の連続運転が可能です!
(運転中の扉の開閉無し、ケーブル孔は密閉した状態)

さらに、オプションの別置き20Lの『追加給水タンク』をつけることで倍以上水持ちが良くなります!

これで安心して有意義な長期休暇が過ごせますね。

どんなに性能が良くても、日常的にお客様に手間や負担を強いてしまうのは使いやすい装置とは言えません。弊社の装置はお客様が『手間いらず』で試験を実施できるように開発されています。是非、HIFLEX NEO-Eの快適な試験環境をご検討下さい。

以上です。今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

※水蒸気回収システムは、試料から親水性の高いアウトガスが発生する場合は使用をお控え下さい。詳細は弊社営業員までお問い合わせ下さい。

”おもてなしの心” を大切に

みずなみ試験所の色彩豊かな癒しの空間

ご来所いただいたお客様を、明るく気持ちの良い環境でお迎え出来るよう花壇をつくりました。

手作りのフラワーラベルやメッセージもありますので、お好みのラベルを探してみてはいかがでしょうか。

朝晩の水やりや剪定などのお手入れを欠かさず、愛情を込めて育てています。

正面玄関では季節のお花とともにお客様をお迎えいたします。

ご来所の際は色とりどりのお花をお楽しみください。

試験器のご紹介 殺菌ランプについて

低温恒湿器『HIFLEX NEO-E』の殺菌ランプ

はじめまして、エタックの照内です。
今回は、弊社の低温恒湿器『HIFLEX NEO-E』に標準搭載している殺菌ランプについて紹介致します。低温恒湿器には、加湿水として純水(導電率0.1~10μS/cm)を使用します。加湿水の水質が劣化してしまうと、恒温恒湿槽に対して下記のような不具合が生じてしまいます。

恒温恒湿の不具合の多くは、加湿水の劣化に起因しています。お客様の中にも、恒温恒湿器を長期間使用していて、水配管にぬめりや水垢が生じて、加湿水が供給されなくなったトラブルの経験などありませんでしょうか?

HIFLEX NEO-Eの加湿水の水質劣化対策

装置右側面の上記の小窓を開けると、加湿水のサブタンクがあります。装置に加湿水を供給すると、このサブタンクの中に加湿水が溜まります。

サブタンク内には、下図のように殺菌ランプが搭載されています。

この殺菌ランプで一定時間、加湿水を照射することで、加湿水の雑菌の増殖を抑制し、配管のぬめりや水垢が低減することにより、水質劣化によるトラブルを未然に防止します。

こちらは40℃95%連続運転で、345時間経過後の加湿水の色の比較です。
拡大すると、こんなにも色が違うのがお分かり頂けると思います。

開発秘話

実は、この殺菌ランプを搭載することになった理由として、こんな裏話があります。ETACでは、装置の販売以外にも、受託試験所も運営しております。ある時、装置販売担当者が受託試験所に訪問した際、装置の給水タンクにランプを照射していました。「これは何ですか?」と試験所の担当者に確認したところ、水質の劣化を防ぐ為の紫外線照射ランプだと分かり、検証をしたうえで装置にも搭載することになりました。

このように、ETACの製品は実際に「使用する方」の観点で開発されております。この他にもご紹介したい仕様や機能がありますので、順次アップさせて頂く予定です。

以上です。今回も最後までお読み頂きありがとうございました。