ETACスタッフブログへようこそ

このスタッフブログでは、カタログなどではすぐに伝えられないエタックの最新情報をお伝えします。技術情報をはじめ新製品のご案内やサポート情報、エタック製品を導入頂いたお客さまの声などを中心にお客さまにお役に立てる情報を発信して参ります。

【受託試験】急速温度変化試験器5台追加導入

こんにちは、信頼性クリニックの田中です。今回は“みずなみ試験所”に導入した、日本市場向けの海外製急速温度変化試験器をご紹介します。

過去ブログ(急速温度変化試験器 待望のWeissジャパナイズ製品発売! – ETAC スタッフブログ)でも製品の仕様紹介をさせて頂いておりますが、当社受託試験サイトにも導入致しました。

     昇温:⊿199℃(約8K/min)、降温:⊿199℃(約9K/min)

当試験所では一次側にチラーを敷設している為、装置能力が飛躍的に向上しております。受託ニーズだけではなく、購入検討のお客様も是非体感してみてください。

UN38.3_T2への対応も可能

幅広い試験シーンに活躍できる機種でございますが、一例として、昨年より当社内でもニーズの高まりを見せている「リチウムイオン電池に於ける国連勧告輸送試験の規格」へも対応しております。

本導入設備や当社オリジナル機種を含め、規格対応装置を30台以上保有しております。付帯する各種測定(重量、電圧等)は勿論、振動試験などの他メニューも同試験所で実施可能ですので、試験をお考えの際は当社営業にご相談くださいませ。

みずなみ試験所にウォークインチャンバーを強化

新冷媒搭載のコロニアについて

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

名古屋販売課の長谷川です。

今回はみずなみ試験所の新エリアに稼働しますウォークインチャンバーのご紹介です。最終的には充放電装置と組み合わせてバッテリーパックの試験ができるよう準備を進めております。(一部)

供試品がAssy品で大型化しており需要も増えてきましたので追加導入をしました!

対象機の概要 COLONIA Eシリーズ

対象機の型式はCH321P-E,CH331P-Eの2種を計4室を追加しました。

CLONIA Eシリーズは地球温暖化係数の少ない”R-448A”(GWP値:1,387)を採用しております。

  • 温度範囲:-30~+80℃
  • 湿度範囲:15~95%rh
  • 内寸法(CH321P-E):W3,470×H2,200×D1,670 (mm)
  • 内寸法(CH331P-E):W3,470×H2,200×D2,200 (mm)
ご参考までに立上げ途中の写真

CH321P-Eにつきましては充放電装置と組み合わせて試験ができるよう試験室は安全仕様や充放電装置との通信機能を盛り込んでおります。

  1. CO2消火器:消火器用の熱電対を別で設けており、熱を検知するとCO2を噴射させます。
  2. 煙検知器:煙を吸引して検知をすると消火器を作動させます。
  3. 排気ブロア:試験室内にアウトガス等が滞留してしまわないよう強制的にダクトへ排気させます。
  4. 床面補強:面荷重で1,000kg対応できるよう床面を補強しております。
  5. 外部接点追加:充放電装置からの信号を受け取って装置を止めます。

受託試験サービスのご案内ではありますが、弊社製の装置ですのでこのような仕様についても柔軟に対応をさせていただきます。カタログ記載の標準オプションのみではなくご要望に合わせてご提案させていただきますのでぜひご相談いただければと存じます。

試験所の所在地

試験所は以下の住所にあります:

皆さんもぜひ、エタックの受託試験サービスを活用して、製品の品質向上や研究開発に役立ててください!

装置販売もしておりますので実機見学もしていただくこと可能です。気軽にお声かけください。

『WIDE CHAMBER 』試験器導入!! (W1500)

Merry Christmas🎄
こんにちは!信頼性クリニックの須藤と申します。
初投稿です!これからよろしくお願いいたします。

初回は、みずなみ試験所に新たに入った
Wideチャンバー試験器2器について紹介させていただきます。

昨今、弊社への受託試験お問い合わせが急増しております。
また、それにあわせて供試品もユニット化されるなどで
サイズも大きくなってきております。

その為、弊社では下記の試験器を導入いたしました。
もちろんETAC製品ですので、ご購入の相談も承っております。

◎Wide WINTECH (熱衝撃試験器)

温度範囲 -65 ~ +200℃
内寸法  W1500×H600×D600

◎Wide HISPEC (高温試験器)

温度範囲 RT+30 ~ +200℃
内寸法  W1500×H1000×D800

注目するところは幅方向(W)が1500㎜あるところです。
車の内装品等これまで1方向が長く諦めていた供試品、
切断していた供試品をそのまま試験することが可能になります。

測定孔も各2個ありますので、通電やテスタを使った試験も可能になります。
詳細は是非、こちらのフォームからお問い合わせ下さい。
試験相談はもちろん、購入検討、見学も可能です。

今年も残すところあとわずかになりました。
本年も誠にありがとうございました。

弊社の年末年始休業日は12/28(土)~1/5(日)となります。
また、みずなみ試験所は1/9(木)~1/15(水)まで停止しますので
何かございましたら担当営業までご連絡ください。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。

楠本化成㈱ エタック事業部 信頼性クリニック
須藤和帆

エタックの工場見学 – 環境試験器の製造現場を探る


こんにちは、エタック都築です。
今回は埼玉県にあるエタック児玉工場の見学レポートをお届けします。

エタックエンジニアリングの児玉工場は、
環境試験器の設計から製造、品質管理まで一貫して行う当社の中核施設です。
工場に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは広々とした製造フロアです。

ここでは恒温恒湿槽や熱衝撃試験器など、さまざまな環境試験器が組み立てられています。
製造ラインを見学していると、熟練の技術者たちが手作業で組み立てをしている様子が印象的でした。

特に、恒温恒湿槽の心臓部とも言える冷凍システムの組み立ては、長年の経験を持つ技術者の手によって丁寧に行われています。この匠の技が、エタック製品の高い品質と信頼性を支えているのです。

さらに工場内を進むと、検査エリアに到着します。
ここでは、完成した製品が厳密な品質検査を受けています。

なかでも印象的だったのは、性能検査の様子です。
温度と湿度の安定性や均一性を測定し、データを記録していく姿に、エタックの品質へのこだわりを感じました。

見学の最後に案内されたのは、システム開発部門です。エタックで提供しているSIR13やMLR23といった
信頼性評価システムの開発部門を見学させていただきました。エタックが単なる製造会社ではなく、
環境計測器のトータルプランナー企業であることを実感できた瞬間でした。

今回の工場見学を通じて、エタック製品に込められた技術と情熱を肌で感じることができました。
環境試験器の製造現場を直接見学することで、製品の品質と信頼性がどのように作り上げられているかを理解できたのは、非常に貴重な経験でした。
エタックは今後も、お客様のニーズに応える高品質な環境試験器を提供し続けてまいります。


皆様も機会があれば、ぜひエタックの工場見学にお越しください。

エタック海外にもありまぁす!!ver.2 (増殖中)

毎度、エタック海外営業課ASEAN担当の阿部です。
前回のブログと引き続き

エタック海外にもありまぁす!!!!!

とのことでアピールさせていただきます。

エタックとして現地法人は有していないので、弊社チャンバー取扱経験豊富な各国現地代理店の紹介を当ブログにてご紹介しており、今回はタイに続き第二弾としてマレーシアの現地代理店

”EMS Test Measuremnt Sdn Bhd”

を紹介させていただきます。

EMSの方々にて旧正月を祝う *中心が社長のChong氏

社長のChong氏が某大手計測器商社から独立後起業した、チャンバーや振動試験機等、環境試験機メインの商社です。
元々Chong氏はエンジニア出身で長らく環境試験のサービス経験を有している為、そのサービス力は弊社現地代理店の中でも突出しております。
環境試験機に対する愛も非常に大きく、インドネシアにも展開している支社の社名は

”PT Solusi Kankyo Shiken
(カンキョーシケン)”

と名付けるほどです…!
弊社の立場としては言いにくいのですが(汗)、台湾製・中国製メーカーも多種取り扱っており、お客様のご要望に沿った柔軟な提案が可能な代理店です。
また、何よりも技術力が高いので弊社以外のメーカーに関しても修理・校正が可能です。

ただ様々なメーカーのチャンバーを見てきたChong氏の目を持ってしても、やはり

エタックのチャンバーは何よりも品質が抜群に良い

とお墨付きをいただいております…!
弊社製品をご評価いただけるのは本当嬉しいかぎりですね…!!

話は変わりますが、マレーシアはマレー系、華僑系、インド系の方が主体の多民族国家なので様々な言語が飛び交います。
特に華僑系の方々の祖先は古くに福建、広東、客家等からこのマレーシアの地に移住した方々なので、なんと5か国語以上話せる人がざらにいます。
Chong氏も英語、マレー語、中国語(北京語)、広東語、客家語、日本語(はちょっと)を操るので様々な人脈を形成しています。


食文化も同様に様々入り混じっており、マレーシアでは客家料理を美味しくいただけることもできます。
今回私がおすすめするのは、下記の客家麺となります。

見た目もi色鮮やかできれいですが、味も上品でマレーシアに居ながら客家の奥深い歴史を感じることが出来ます(私は理解がないので、詳細はwikipedia等ご覧ください)!

せっかくなので他の中華料理も載せておきます。下記はペナン島でいただいたものです。

今後もマレーシアでの新規環境試験機購入をご検討の際には是非弊社エタックへお気軽にお問い合わせください!!

因みに、最後に余談となりますが、社長のChong氏はとにかくビールが大好きなので会うたびにビールが進むお店に連れて行っていただけます。
写真右のビール、泡のきめ細かさは未だかつて体験したこのないレベルでした…!
是非エタック製品をご愛顧いただき、EMS様のきめ細かなサービスも味わっていただければ幸いです。

ではでは、皆様からのお引き合い心よりお待ちしております。
海外営業課/阿部

Welcome to Mizunami Test Site

こんにちは!エタック信頼性クリニック営業の佐藤です。

本日のスタッフブログは改めて弊社みずなみ試験所のご案内をさせて頂こうと思います。

交通アクセス

弊社みずなみ試験所は、瑞浪駅よりタクシーで10分、中央自動車道 みずなみICより車で10分の場所にございます。

試験所には20台以上の収容台数がある広い駐車場がございますので、駐車場所のご心配は不要です!

試験所に到着されましたら、建屋正面玄関のインターフォンを押して呼び出し頂ければ、試験所職員がお迎えに上がります。

実は建屋に名前がついておりまして、正面玄関がある手前側の建屋がE棟、奥側にある建屋がN棟になります。

エントランス

エントランスには、各種認証の証書、エタック研究の軌跡、装置、協力会社様のカタログがございます。来所のついでに、是非ご見学頂ければと思います。

ユーザールーム、会議室

試験所内には、来所のお客様専用のユーザールーム、会議室がございます。

ユーザールームの開閉はセキュリティカードを使用する形になっており、ブラインドもあるため、セキュリティは万全に整っております。

試験所内WIFI、モニター、電源がご利用可能ですので、試験の待機時間もWeb打合せ他事務作業に集中できる環境を整備させて頂いております。

大人数でのご来所の場合は、会議室の貸し出しも可能です!

余談ですが、会議室の机、椅子をリニューアルさせて頂きました!

休憩室、その他

ユーザールームとは別に休憩室も完備しております!

休憩室正面はガラス窓になっており、瑞浪の景観をお楽しみ頂けますので、業務にお疲れの際は是非ご活用ください!

休憩室奥には、お客様用のフリードリンクとして冷蔵庫を設置させて頂いております。

ドリンクの種類もコカ・コーラ、お茶、フルーツジュース、スポーツドリンク等幅広くラインナップさせて頂いております。

飲食店や軽食の販売は試験所内にはございません。事前に必要数量をご連絡頂ければ、お弁当の手配が可能です。試験所徒歩圏内には飲食店がありませんので、お昼を挟む場合はお気軽にご相談頂ければと思います。

試験所内は完全禁煙、試験所外には建屋に隣接する形で喫煙所がございます。

最後に

本日は改めてみずなみ試験所のご紹介をさせて頂きました!

試験所の見学も大歓迎です!

試験所見学、信頼性試験にお困りの際は、下記URLの問い合わせフォームからお気軽にお問合せください。

受託試験・信頼性クリニック | 信頼性試験/環境試験のETAC

本日も最後までスタッフブログを読んで頂き有難うございました!

山形試験所は新棟建設中

解体工事着工前の解体清祓の様子。感謝の気持ちを込めて。(2024年5月)

こんにちは、山形営業所の高橋です。

エタックは受託試験サービスの更なる充実を目指し、山形試験所に新しい建屋を建設中です。(2026年春オープン予定)

山形試験所は主に3つの建屋(①新館、②旧館、③別館)で構成されていますが、この内、東側の2棟(②旧館と③別館)を解体してその場所に新しい建屋を作ります。

老朽化した旧館と別館を解体。比較的新しい新館を残し、そちらへ試験装置を集約。
工事期間中も新館で通常どおり受託試験サービスを展開します。
左が旧館。最初期はメインの試験エリアとして使用され、直近では耐水試験やガス腐食試験、耐薬品試験などを行っていました。右が別館で、ウォークインタイプのチャンバーなど大型の試験装置が複数ありました。共に90年代の試験所黎明期から事業を支えてきました。

8月時点で解体工事までが完了しており、今回はその様子を少し紹介します。

5月下旬、解体が始まりました。寂しさを感じているかと思いきや、重機に関心の高い古参職員たち。
開始から1週間後。
2週間後。あっという間に建物が無くなりました。
旧館の方も解体が無事に終わり、更地になりました。これからいよいよ新棟の建築へ。

今後、建屋が出来ていく様子や導入する新しい試験装置もどこかで紹介したいと思います。

なお、工事期間中も山形試験所は通常どおり稼働しています。試験はもちろん、立会いや見学もできますのでどうぞお問合せくださいませ。

新発売!-HIFLEX SBC- 二次電池評価用安全増恒温槽

こんにちは、エタックの照内です。

この度、当社では、EVをはじめとする二次電池市場の拡大と評価需要に応える為、二次電池評価安全増恒温槽 HIFLEX SBC を新たにリリース致しました。今日はそのHIFLEX SBCの3つの大きな特徴についてご紹介いたします。

HIFLEX SBC の3つ特長

① 充実した安全仕様

② 180L×2段の省スペース設計

③ 低GWP冷媒R-448Aの搭載と幅広い温度範囲

① 充実した安全仕様

万が一の発火や破裂にも対応できるように、下図の安全仕様が標準、またはオプションで装備されています。また、Ethernet通信IF、φ120mmの測定孔など、充放電装置とのセットアップも容易となる仕様も兼ね揃えています。

その他、爆発ベントやガス検知器なども検討可能なのでお問い合わせ下さい。

② 180L×2段の省スペース設計

当社がHIFLEX NEO ESシリーズで切り開いた多段積みのコンセプトをSBCシリーズでも最大限に活かし、180Lという大容量でありながら、2段での使用が可能なコンパクト設計を実現しました。

低GWP型冷媒R-448Aの搭載と幅広い温度範囲

もちろん、フロンには低GWP型冷媒R-448Aを搭載し、フロン排出抑制法におけるGWP目標値1500以下をクリア。地球環境への配慮や、高GWP冷媒のメンテナンスリスクを回避しつつ、二次電池評価に必要な基本的な温度範囲「-30℃~+100℃」で制御することが可能です。

HIFLEX SBCは、二次電池評価に最適な恒温槽です。

ご興味のあるお客様は、是非当社までお問い合わせ頂ければ幸いです。

次世代の冷媒、R-469A

冷媒を担当していますと季節の暑さも忘れてしまいます、事業開発企画室の片山です。

今年はR-469Aの販売を開始してから3年目になります。フロン排出抑制法では2025年までにGWP(地球温暖化係数)1500以下の冷媒使用を目標とされていることもあり、今年はより多くのお客様よりお問い合わせをいただいております。

そこで…R-469Aを取り扱い始めてから印象深かった『ご意見』『ご質問』をQ&A方式で投稿したいと思います。

【Q&A】冷媒R-469Aとは 

A:R-23用の冷凍回路へR-23とほぼ同じ冷媒量でドロップインが可能です。ただしこの場合、被冷却物温度は-60℃までとなります。

A:当冷媒は輸入品ではなく日本国内で製造していますので、安定した供給が可能です。

A:はい、当冷媒は開発国ドイツをはじめヨーロッパでは多く流通しています。日本国内でも冷凍保存庫や恒温槽等で採用され国内市場に流通しています。

A:温度グライドは一見高いですが、仕様の温度範囲内では特に問題ございません。

他にも多くのご質問を受けておりますが、ケースバイケースの回答になりますので、今回はここまでとさせていただきます。ご質問がございましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。

新規開発に限らず、既存機器への導入を検討されている場合もぜひご相談ください。専門技術スタッフとともに対応させていただきます。

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⇩URL⇩R-469Aの紹介ページです。⇩URL⇩

超低温低 GWP 新冷媒 R-469A | 信頼性試験/環境試験のETAC

今後ともR-469A冷媒とエタックをよろしくお願いいたします。

事業開発企画室・片山

試料温度制御で試験時間を短縮!

皆様こんにちは。エタックの佐藤です。

今回は温度サイクル試験器(熱衝撃試験器)の「試料温度制御」のご紹介です。

温度サイクル試験をする時、試験器のコントローラに表示されている温度の変化は速いけど、試験器の中にあるサンプルの温度は変化が遅いということはないでしょうか。

エタック温度サイクル試験器 WINTECH「試料温度制御」を使用すると、通常の制御より早くサンプルの温度を変化させることができます。

まず左のグラフは、槽内にあるセンサで取り込んだ空気の温度変化を表しています。

ここでの試験条件は、

「低温:-40℃」「高温:+85℃」です。

続いて左のグラフは、槽内にあるサンプルの温度変化を表しています。

重ねてみると、空気温度よりサンプルの温度の方が、遅れて変化していることがわかります。

もしサンプルが熱負荷の大きい金属の場合、さらにサンプルのサイズが大きい場合、設定した温度に到達しないままサイクルが進むことがあり得ます。

このような事がないように、皆様は条件出しをして「設定温度」や「さらし時間(保持時間)」を変えているかもしれません。

「試料温度制御」を使うと、試験器槽内の空気温度は-40℃ではなく-50℃に向かって下がっていきます。そうすると、さきほどよりもサンプル温度は速く下がっていきます。

(この-50℃は固定値ではなく、事前の設定で変更することができます。)

しかしこのままでは、サンプル温度はいずれ-50℃になってしまいますが、試験条件は-40℃だったはずです。

サンプル温度は-40℃を下まわりたくないので、途中で空気温度を上昇させ、サンプル温度が-40℃になるように制御します。

結果、標準制御と試料温度制御を比較すると、試料温度制御の方が早く温度復帰していることがわかります。

1.付属の熱電対をサンプルに貼り付けます。

2.基本設定画面で試験条件を入力します。

3.試料温度制御設定画面で、「さきほどの-50℃」と「試験条件-40℃」の差に相当する温度「冷却⊿(冷却デルタ)-10℃」を入力します。

4.高温側の設定も同様です。

ただし、全てのサンプル、全ての試験条件、に適しているわけではないので効果を発揮できるかどうかは、エタック担当営業までご相談ください。

Time is マネー。温度サイクル試験の時間を短縮されたいお客様からのお問い合わせをお待ちしております。