人と車のテクノロジー2023

皆様こんにちは、佐藤です。

2023年5月24日~26日に神奈川県のみなとみらいにある「パシフィコ横浜」で開催された「人と車のテクノロジー2023」という展示会を見てきました。

ようやく外出や出張がしやすくなったためか、かつての展示会のように大勢の方が訪問されていました。私は最終日に行きましたが、すれ違うのも大変というぐらいの来場者でした。

私が気になった展示をいくつか紹介いたします。

1.市光工業株式会社様

自動車の前後ボディーに画像を表示させています。このようなデザインの自動車が当たり前のように走る時代はもうすぐそこまで来ているのでしょう。

2.株式会社IJTT様

 

3.日本電計株式会社様

エタックの販売代理店です。複数の人間を同時に認識するシステムを紹介されていました。

 

4.株式会社スリーボンド様

シール材と言えば「スリーボンド」さん。今回は「不燃性パーツクリーナー」を展示されていました。

ThreeBond 6651F | スリーボンドグループ

 

5.いすゞ自動車株式会社様

ミドリムシ?、、、昆虫食を始めたのか?」ではありません。 ミドリムシが生成するワックスエステルから油脂分を抽出し、燃料として使うのです。

このバイオ燃料を販売しているのが「株式会社ユーグレナ」様です。2014年上場した時から、私が応援している企業です。

 

6.株式会社ヴァレオジャパン様

光を反射する安全ベストを着ている人だけ認識するというシステムです。右となりのエタック社員は安全ベストを着ていません。対象者のみ認識させ事故を防ぐそうです。(顔出し掲載の許可をいただいています。)

 

7.安全運転を心がけましょう。

一般道路を123kmで走行しました。一発免停です。

 

今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

DIN 75220 車載材料/部品の耐光性試験 

こんにちは!今回は以前の記事でもご紹介させていただいた”耐光性試験”のより詳しいご紹介をさせていただく回となります。

DIN 75220 とは

DIN規格とは、1992年にドイツで策定・発行された国家規格です。太陽光による各種材料の劣化評価を目的とし、ドイツ国内をはじめ、国際的に広く参照されている規格でもあります。主には樹脂系材料・塗料で参照されますが、太陽光暴露が考えれらる内装品・外装品など幅広く試験を行うケースもございます。規定されたスペクトル照射分布に合致させる必要がある為、区分に応じて適切なフィルタを用いる試験となります。

サンプル区分

大きく ”外装部品”と”内装部品”の2種類の区分があり、その内、高温に暴露される内装品を” Indoor (Zone1) ”、低温に暴露される内装品を” Indoor (Zone2) ”に分けられます。

暴露条件区分

試験条件についても、大きくは以下の2種類に区分され、どのような気候条件を想定・考慮するかにより、試験の条件 5 table から選択・組立を行うというものとなります。

① 同一気候条件での240時間の照射試験

② 計25日間のサイクル試験(10日間の気候サイクル試験+15日間の気候サイクル試験)

   試験機外観

内部アクセスは正面扉開閉

  試験機内観

800W×700D×500H(㎜)大容量スペースにフリーロケーションでサンプル設置が可能です。

   フィルタ

4mm thick window glass脱着可能なフィルタガラスをご用意しております。

高強度照射可能な光源

本規格の策定されたドイツ製の”メタルハライド光源” 試験機となります。昨年の導入以来、国内のお客様から多くのご依頼試験を頂戴しており、迅速に試験のご対応をさせていただきます。

是非ご相談下さい

DIN 75220 は勿論、高強度照射可能な光源とフィルタをご用意しておりますので「促進性の高い試験を行いたい」「耐光性試験が気になる」といったお客様は、是非、当社にお問合せくださいませ。

二次加硫用オーブンご紹介

 

皆さんこんにちは! エタック営業の佐藤です。

今回は当社の二次加硫用オーブン 「HISPECシリーズ Kタイプ」を

ご紹介させて頂きます。

「生産性向上」、「品質向上」、「高い安全性」という点でシリコーンゴム製品等を

取り扱われているお客様にお勧めの製品となっております。

特長① 一方向完全排気方式

吸気から排気まで一方向の完全強制排気方式の採用により、

加硫時の析出物を効率良く槽外に排出。

安定した品質と歩留まりの向上に貢献します!

※必ず排気孔にダクトを接続して使用してください

特長② 両開き扉標準装備

扉を両開きにすることにより供試品の投入、取り出しの際に容易に槽内へアクセス可能。

お客様の生産性向上に貢献します!

特長③ 安全性とメンテナンスに配慮された設計

循環型ではなく強制排気型を採用しているため、ヒーターへの析出物の付着を大幅に軽減。

発煙や発火の原因となる付着物を抑えることで高い安全性を確保しております!

また各ユニットへ容易にアクセス出来るように設計しておりますので、メンテナンス性も抜群です!

製品にご興味持って頂けましたら、是非下記URLより詳細仕様、カタログを

ご確認ください!

高温・恒温器 HISPEC | 信頼性試験/環境試験のETAC

今回は以上です。最後まで読んでいただき有難うございました。

製造年月を知るには。

こんにちは、佐藤です。

いつもエタックの環境試験器をお使いいただき、ありがとうございます。

設備を登録する時に「製造年月」を記入することがあるのではないでしょうか。

この「製造年月」を簡単に知ることができます。

試験器の左側面または背面に「銘板」という試験器の情報を記入した 銀色のシール が貼ってあります。

このシールに記入されている「Lot No.(ロットナンバー)」をご覧ください。

9桁の数字が記入されております。

左から3つ目と4つ目が、製造された西暦を示し、左か5つ目と6つ目が製造された月を示します。

2303あれば、2023月です。0211であれば200211月です。

9805などであれば、2000年代ではなく1900年代なので1998月です。

ただしお客様に納入された年月ではなく、エタックが製造年月として引き当てた数字となります。

もし銘板に「EMS」と記入されている場合は、長年お使いいただいている製品なので、お問い合わせください。そして設備の更新をご検討願います。

今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

年始のお掃除

こんにちは! エタックの佐藤です!

新年明けましておめでとうございます!

どうぞ本年もよろしくお願い致します。

タイトルの件ですが、エタックブログをご覧の皆様、装置の清掃はされていますか?

年末にオフィス、試験室の清掃はしたけど装置の清掃まではしていないという方も

多いのではないでしょうか?

装置も定期的に清掃しないと、性能の低下や不具合が発生する可能性があります!

そこで今回のエタックブログでは、弊社フラッグシップ製品であるHIFLEXの清掃方法をご紹介させて頂きます。

HIFLEX清掃ポイントですが、大きく2つございます!

1.冷凍機フィルター

 装置下部のフロントパネルを開けフィルタを外し、掃除機などでホコリを吸い取り、
 水洗いをして、よく乾かしてから取り付けて下さい。

 

 

2.サブタンク

➀給水タンクを外します
②サービスパネルを開けます。
③サブタンクのそばにあるコックの向きを90°回転して開けます。
(配管方向とレバーを同じ向きにすると開)排水が始まります。
④排水完了後、サブタンクの上蓋固定ねじを外し、上蓋を外してください。
⑤サブタンク内にぬめりや汚れなどがある場合は、布で汚れをきれいに拭きとって下さい。
⑥フィルターを取り外して、水洗いをしてください。
⑦フィルターを元の位置にもどしてください。
⑧上蓋を元の位置に戻して、上蓋固定ねじで固定してください。
⑨コックの向きを元に戻します。

年始は身も心も装置もピカピカの状態でスタートしましょう!!

本日も最後までご覧頂き有難うございました。

腐食量調査

環境試験+α の取り組み

こんにちは!エタック事業部の田中です。

一風変わったご紹介です!

過去の記事で「解析・故障診断サービス」をご案内しましたが

設備の応用で、環境試験+解析といった取組みも行っております。

今回は「塩水噴霧試験後の腐食量調査」をテーマとして

顕微鏡・X線CT機・断面研磨確認をもちいた評価を行っております。


腐食量によって最適な手法は異なりますので、是非当社にご相談ください!

べったら市

こんばんは、営業の佐藤です。

楠本化成株式会社の本社は東京都千代田区の神田にあります。神田と言えば江戸三大祭りの一つである『神田祭』が有名ですが、寶田恵比寿(たからだえびす)神社とその周辺で開催される『べったら市』も有名なのです。

今年は3年ぶりということもあり、大勢の人が訪れていました。

江戸時代にこの神社前で市を開いた時から続いているとのことです。色々聞きたかったのですが、「ググったらわかるよー。」と粋な返しを食らいました。江戸っ子すごい。

『べったら』はちょっと甘い大根の漬物という感じです。

べったら漬け(Wikipediaより抜粋)

大根の皮を厚めにむき、下漬けで塩押しした大根を砂糖(または水あめ)と米麴で本漬けする。ポリポリした歯ざわりと甘いが淡白な味が特徴である。 漬け込んで10日から15日で食用になるが風味が変わるのも早く貯蔵性はない。

そしてもう一つ有名なのが七味唐辛子の口上(こうじょう)です。七味唐辛子の材料を合わせながら効能や由来を楽しくしゃべってくれるというものです。


こういう市場やお祭りはずっと続いて欲しいですね。

日本橋寄ったらべったら食べったら~。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「耐油試験」のご案内

受託試験サービス

こんにちは。

今回は車載部品などの耐油試験をご紹介をさせていただきます。

はじめに、、

現在、各国で電気自動車(EV)の普及率が徐々に上がってきておりますが

性能向上のためには冷却技術が欠かせません。

近年冷却効率を向上させるために油冷モーターの要求が高まっておりますが

これに対応するために「各部品の耐油性(耐ATF性)の検証」が不可欠となります。

ETACでは耐油試験を様々な方法で対応する事が可能です。

試験方法の一例

※代表的な対象供試品
 コネクタ、ハーネス、ステータ、レゾルバ、各種樹脂部品、シーリング部品、絶縁材料など

例)暴露方法:オイル塗布

STEP① 供試品に対して「オイル塗布」

STEP② 試験槽に投入し試験スタート

シンプルな外観観察から各種測定や解析など、様々な評価のお手伝いもいたします。

お問合せ、ご依頼お待ちしております。

急速温度変化試験器 Clime Event WIDEバージョンのご紹介part2

今回は、先日ブログ内でご紹介させて頂いた『急速温度変化試験器 Clime Event WIDEバージョン』についてその魅力をさらにお伝えさせて頂きます!

製品スペックをおさらいすると、下記表になります!

WIDEバージョンの名の通り「大容量(3600L)」「耐荷重仕様(250kg)」かつ急速温度変化「温度変化速度 4℃/分」を実現させた、まさにモンスタースペックマシーンです!

槽内寸法(W1990×H1510×D1200mm)について数値だけですと、大きさのイメージが湧きにくいと思いましたので、槽前方に弊社スタッフを立たせてみました!

ご覧の通り身長175cm前後のスタッフが両手を広げても届かないぐらいWIDEが広く、この装置なら今まで試験困難だった大型試料も余裕を持って入れられそうですね!また槽内は画像のようにランプが点灯できるので、試料の視認性もバッチリです!

ちなみに弊社みずなみ試験所の

入口に鎮座しているガ〇ダムの

身長が2000mm弱、これに対して

Clime Event WIDEバージョンの

横幅が1990mmですので、

ガ〇ダムも横にしたら丸ごと

入っちゃいそうです!

また装置の導入を検討されている方の中には、大きさは十分に分かったけど、操作性についてはどうなの?と疑問に思われた方、ドイツの試験器メーカーの製品ということで操作が難しそう。。。。と思われた方も多いのではないでしょうか?

画像のような完全日本語対応の見やすいタブレット型操作パネルがついており、複雑なプログラム運転も楽々操作可能です!

今回は『急速温度変化試験器 Clime Event WIDEバージョン』について、その魅力をお伝えさせて頂きました。

こちらの装置は受託サービス、販売どちらも行っておりますので、ご興味持って頂けましたら、是非お気軽にお問合せください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。