DIN 75220 車載材料/部品の耐光性試験 

こんにちは!今回は以前の記事でもご紹介させていただいた”耐光性試験”のより詳しいご紹介をさせていただく回となります。

DIN 75220 とは

DIN規格とは、1992年にドイツで策定・発行された国家規格です。太陽光による各種材料の劣化評価を目的とし、ドイツ国内をはじめ、国際的に広く参照されている規格でもあります。主には樹脂系材料・塗料で参照されますが、太陽光暴露が考えれらる内装品・外装品など幅広く試験を行うケースもございます。規定されたスペクトル照射分布に合致させる必要がある為、区分に応じて適切なフィルタを用いる試験となります。

サンプル区分

大きく ”外装部品”と”内装部品”の2種類の区分があり、その内、高温に暴露される内装品を” Indoor (Zone1) ”、低温に暴露される内装品を” Indoor (Zone2) ”に分けられます。

暴露条件区分

試験条件についても、大きくは以下の2種類に区分され、どのような気候条件を想定・考慮するかにより、試験の条件 5 table から選択・組立を行うというものとなります。

① 同一気候条件での240時間の照射試験

② 計25日間のサイクル試験(10日間の気候サイクル試験+15日間の気候サイクル試験)

   試験機外観

内部アクセスは正面扉開閉

  試験機内観

800W×700D×500H(㎜)大容量スペースにフリーロケーションでサンプル設置が可能です。

   フィルタ

4mm thick window glass脱着可能なフィルタガラスをご用意しております。

高強度照射可能な光源

本規格の策定されたドイツ製の”メタルハライド光源” 試験機となります。昨年の導入以来、国内のお客様から多くのご依頼試験を頂戴しており、迅速に試験のご対応をさせていただきます。

是非ご相談下さい

DIN 75220 は勿論、高強度照射可能な光源とフィルタをご用意しておりますので「促進性の高い試験を行いたい」「耐光性試験が気になる」といったお客様は、是非、当社にお問合せくださいませ。