塩水噴霧/塩水複合サイクル試験

追加新設3台“ascott社製”2023年11月稼働開始‼

こんにちは、東京本社の田中です。当社では既に塩水噴霧試験機を3台保有しておりましたが、この度、さらに塩水シャワー試験機の3台追加導入(サービス開始)が決定しましたのでご案内いたします。

今回の導入機は、ascott社製の「シャワー方式」タイプの塩水試験機です。シャワー方式といってイメージはつかれますでしょうか…?                                           一般的に言われる”塩水噴霧”は霧状に塩水が撒かれますが、”塩水シャワー”は「より大きな水滴」で「一気に」試験品を濡らすというものです。

これまで当社では国内自動車メーカー様等が採用されているJIS規格「JIS C 60068-2-52」の塩水サイクル試験のサービス提供を行ってまいりましたが、本機導入により、国際規格(ISO16701、ISO11997-1 Cycle B)や海外自動車メーカー規格(VCS1027-1449、GMW14872、Ford CETP 00.00-L-467)等の “塩水噴霧”ではなく”塩水シャワー” の要求試験にもお応えできるようになります!

ETAC試験機一覧

メーカー    ascott    ascott  スガ試験機 板橋理化工業
型式 AT1300iP9/8    S120iS CYP-200DZ   TQ-2
保有台数 各1台 (11月~) 1台 (11月~)   1台   2台
内寸WHD(㎜)*11190×1250×760675×1250×4002000×1000×10001000×490×600
耐荷重(kg)*2   300   120   300   60
噴霧形態 シャワー/ミストノズル シャワー/ミストノズル   噴霧塔  ミストノズル
噴霧量(毎時)   5~10L/㎡~2.5mL/80c㎡~2.0mL/80c㎡~2.0mL/80c㎡
溶液  5% Nacl  5% Nacl  5% Nacl  5% Nacl
塩水噴霧   RT~+60℃ RT~+50℃ +35,+50℃ +35,+50℃
乾燥   RT~+80℃   ーRT~+70℃ +20~70℃
湿潤 10~95%RH   ー 60~95%RH 60~95%RH
冷却RT~-40℃/-20℃   ー    ー RT~-20℃
浸漬*3   ー   ー    ー  ~+60℃
*1 試験体のサイズによっては投入が難しい場合もございますので、一度お問合せをお願い致します。                  *2 試験体の設置位置状態によって多少の差がありますので、一度お問合せをお願い致します。                     *3 浸漬深さは~400㎜となります。                                           

ISO16701  “塩水シャワー“                      ISO16701の4.2 Spraying deviceの要求事項内、噴霧形態に関する記載があります。             

JIS C 60068-2-52 “噴霧塔” “ノズル”            JIS Z 2371の箇条5(装置)の要求事項内、「噴霧塔」または「噴霧ノズル」という記載があります。

各 “噴霧方式” で「塩水噴霧 ⇔ 乾燥 ⇔ 湿潤」のサイクル試験を実施可能です。 

また、試験+α の「計測・解析」も当社で実施もできます!

                  例)変形・腐食量・腐食深さ等

塩水噴霧試験のご用向きがございましたら、いつでもお問合せください!