試験器のご紹介 小型段積み➁

小型/多段積み低温恒温(恒湿)器
『HIFLEX NEO-ES』~その➁~

みなさんこんにちは、エタックの森下です!
前回に引き続き、小型/多段積み低温恒温(恒湿)器『HIFLEX NEO-ES』をご紹介したいと思います。
今回は冷凍機回路の特長に焦点を当てて、「運転可能周囲温度」・「許容発熱負荷」・「温度下降性能」についてご紹介したいと思います。

1、周囲温度+40℃でも運転可能

試験器をお使いになる上で「夏場にエアコン設定温度を下げられない」、「どうしても試験器エリアの周囲温度が高くなってしまう」と言ったように、厳しい周囲環境にお困りのお客様もいらっしゃるかと思います。
当製品は、性能保証範囲外ではありますが、周囲温度が+40℃の高温環境下においてもしっかりと最低温度-40℃を維持できる冷凍回路と機器制御を実現しております。

写真右の数値は試験器の周囲温度。左は試験器表示部の設定温度と槽内温度。
周囲温度+40℃付近でも槽内温度-40℃に到達しております。

2、クラス最高の許容発熱負荷

通電をしながらといったように、発熱を伴うサンプルの試験需要も増えてきております。そのような際、従来の小型試験器では温度の維持が難しい試験もありました。
本装置は低GWP冷媒R448Aとその特性を最大限引き出す冷凍回路の組み合わせにより、許容発熱量が大幅に向上しております。
高発熱サンプルでも設定温度を維持しながらの試験が可能となっております。

緑本装置。青が従来機。大幅に許容発熱負荷が向上しております。

3、温度降下速度が速い

DCインバータロータリ冷凍機を標準搭載しており、温度降下時はフルパワー運転することにより変化速度を大幅に短縮しております。
高ストレスを要求する試験に対応可能で、また、試験時間の短縮にも貢献します。

まだまだ特徴がございます!第3回もお楽しみに!

最終回の第3回は、「加湿水の節水性能」・「槽内分布特性」・「多彩なオプション」を紹介させていただきます。

当製品について、興味のある方はより詳しく書かれている製品紹介のページをご確認ください。
個別のお問い合わせに関しましては「お問い合わせフォーム」よりお待ちしております。

今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。