ETAC

WINTECH

気槽式ワイド型熱衝撃試験器

大型サンプルを屈曲や加工をせずにそのまま投入可能。
サンプルに余計なストレスをかけず、精度の高い温度サイクル試験が可能です。

製品特徴

  • パワーステアリングやインスツメルメントパネルなど、長さのある試料をそのまま投入可能な横長構造。
  • EV用ハーネスなども屈曲させずに投入可能。試料に余計なストレスがかかりません。
  • 奥行き及び高さもしっかり確保。槽内への試料投入は容易の為、多量の試料を投入するのにも最適。
  • 振動によるストレスを最小限に抑えられる試料静止型(ダンパ方式)を採用。
  • 固定式の測定孔を標準搭載。通電試験や槽内試料の温度測定などにも最適。
  • ETAC独自の循環構造により、横長でも高い温度特性を発揮。
  • 扉は両開き仕様(オプション)により最小限の開口径にでき、省スペースに対応。
  • 移動が容易な一体型構造採用。搬入や移設時に分割・再組立ての必要はありません。

■省スペース設計

扱い易い両開き扉。開口径を抑える事により装置前のスペースを確保。省スペースに貢献します。

■迅速な温度復帰時間

NT-P001温度復帰データ
低温:-55℃・30分/高温:+85℃・30分
試料:鉄20k 風上センサ

仕様表(温度範囲、内寸法はカスタマイズ可能ですのでお問い合わせください)

型式 NT-P001 NT-N006 NT-I003
低温温度範囲 -65℃〜0℃ -65℃〜-10℃ -20℃〜-40℃
予冷温度範囲 -80℃〜0℃ -75℃〜-20℃ -30℃〜-70℃
高温温度範囲 +60℃〜+150℃ +60℃〜+200℃ +70℃〜+100℃
予熱温度範囲 +60℃〜+200℃ +70℃〜+225℃ +80℃〜+150℃
内寸法(mm) W1100×H600×D600 W1500×H600×D600 W1700×H850×D850
外寸法(mm) W2600×H2065×D2000 W2403×H1950×D2007 W2603×H2315×D2257
内容量(L) 396 540 1228

大型急速温度変化試験器

weisstechnik
climeevent

C/1300/70/25 C/800/70/25 C/480/70/25

最大1300Lの大容量で、25℃/分のハイパワー温度変化を実現。
大型サンプルの温度サイクル試験に対応します。

large-model
  • 大容量なので、インスツルメントバネルなどの大型サンブルもカットせず投入が出来ます。
  • 一槽式なので、温度変化のランプレートも制御可能。
  • 温度変化中に起こりがちな、槽内温度と試料温度の差を縮小することができます。
  • 大型観察窓が付属しているので、試験中断無しに、槽内試料の目視確認ができます。
  • 加湿機能もありますので、大容量恒温恒湿試験器としても使用可能です。
climefig
型式 C/480/70/25 C/800/70/25 C/1300/70/25
内容量 494L 836L 1384L
温度範囲 −72℃~+180℃ −72℃~+180℃ −72℃~+180℃
湿度範囲 10~98%RH 10~98%RH 10~98%RH
内寸法 W800×H950×D650mm W1100×H950×D800mm W1100×H950×D1325mm
外寸法 W1115×H2085×D2985mm W1415×H2085×D3285mm W1100×H2085×D3810mm

ClimeEventで温度サイクル試験を実施するメリット

【評価事例】一般的な気槽式熱衝撃試験器と大型ClimeEventの比較データ

試料 重量 45 キロの自動車用モータ

車両用モーターやインスツルメントパネルなどの、温度変化のしにくい熱容量の大きな試料の温度サイクル試験にお勧めです。
温度変化のランプレート制御が困難な熱衝撃試験装置において温度変化中に起こりがちな、槽内温度と試料温度の差、そして試料温度のバラツキを縮小することができます。

一般的な気槽式熱衝撃試験器の場合

槽内温度 ( 赤ライン ) と試料温度の乖離が大きい。また、試料部位ごとの温度にも差がある。

ClimeEvent の場合

槽内温度 ( 赤ライン ) と試料温度の差が小さい。また、試料部位ごとの温度差も比較的小さい。