ハイパワー急速温度変化試験器

Weiss Technik

日本市場対応製品

ESS-J

クラス最高のパフォーマンスと世界で求められる試験規格に広く対応し、日本国内での設備や使い勝手に最適化された急速温度変化試験器の日本専売モデルです。

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クラス最高のパフォーマンスで世界に求められる試験規格や有負荷試験に広く対応します

温度移行時間

槽内負荷を前提にした急速温度変化を実現するために余裕を持った温度性能

温湿度範囲

独自の湿度制御システムにより、幅広い温湿度範囲で長時間のフロストフリー運転を実現しました。オプションの圧縮エア導入機構を使用することにより10°C / 10%RHまで温湿度範囲の拡大が可能。

  1. フロストフリーでの幅広い連続運転範囲
  2. 標準運転の温湿度範囲(露点4°C~-3°C)
  3. オプションによる温湿度範囲
  4. オプションによる温湿度範囲

許容発熱負荷

-20°C~100°Cの幅広い温度範囲で発熱負荷5kW、温湿度運転時の許容発熱負荷は+25°C~+95°C/90%RHで500Wに対応します。

温度変化速度(無試料)

RangeCooling rate Acc. IEC60068-3-5
+125°C → −55°C9.33 K/min.
RangeCooling rate Acc. IEC60068-3-5
+55°C → −125°C8.36 K/min.

温度変化速度(有試料 アルミ50kg)

RangeCooling rate Acc. IEC60068-3-5Heating rate Acc. IEC60068-3-5
+180°C 〜 −70°C6.26 K/min.6.66 K/min.
+125°C 〜 −55°C7.25 K/min.7.47 K/min.
+85°C 〜 −40°C9.22 K/min.7.56 K/min.

大幅な省エネ、省スペース、そして低GWP。地球環境への負荷と試験コストの両方を低減させます

省エネルギー

省エネ使用のgreenmode®を標準装備。加熱・冷却システムを効率的に稼働させることにより、消費電力を最大40%削減しランニングコストを大幅に節約できます。また独自の加湿機構により高温多湿運転時の消費電力は、スタンダード型恒温恒湿層の約1/3まで低減しています。(85°C/85%RH運転時 0.65kWh/hr)

低GWP新冷媒の採用

急速な温度変化を実現するために必要な二元式冷凍回路には、単段側・二元側の双方においてGWP目標値1500以下をクリアしている冷媒を採用しています。特に新冷媒『R-469A』のGWP値は1357と低く、R-23(GWP14800)に対しては90%以上、R-508Aに対しても75%以上削減しています。

R-469Aは日本国内ではエタックがお届けいたします。

エタックではこれまで、新冷媒を採用した環境試験装置の開発をはじめとして、超低温冷凍冷蔵装置を製造販売される企業様へ向けた既存の冷凍機に対するドロップインなどの技術対応、日本国内における流通体制の整備を進めてまいりました。
2020年6月、公益社団法人日本冷凍空調学会(JSRAE)の新冷媒評価委員会に於いて、冷凍保安規制の不活性ガスの条件を満足すると判定され、12月には高圧ガス保安協会(KHK)から輸送容器の認証を得て国内での輸送が可能となったことか2021年2月より販売開始致しま

安心・快適・手間いらず
洗練された諸機能が快適な信頼性試験業務を提供します

独自の内槽構造

槽内は特別な溶接、滑らかな表面、丸みを帯びたエッジなどにより、容易に清掃できるので清潔な試験環境を維持できます。床と天井のバッフルプレートで空気を誘導し、最適な環境空気と温度分布を実現します。

  1. 床面ダクトを外すと傾斜構造になっており、結露水が床にたまらないので試料が濡れることはありません。
  2. 二重天井構造は天井部の結露を防止します。
  3. 測定孔は右側面にφ125㎜、左側にφ50㎜の丸形が標準装備されていますが、扉額緑部にもケーブルを挟み込めるようなスリットが設けられています。
  4. ウィックは手前下にあり、交換時に槽内試料を取り出す必要はありません。独自の給水コントロール機構により、交換頻度は年に2~3回程度(*使用条件によって異なります)。試験進行への影響を最小限にします。

大型観察窓

独自の四層構造ガラスで−70°C~+180°Cの過酷な温度範囲に対応。クラス最大の面積(W420㎜×H570㎜)で抜群の視野性を確保しています。

カラータッチパネル-WEBSeasonを標準装備

設定値や実測値、運転時間や残り回数などをグラフィック表示し、ヘルプ機能を含め、条件の入力やプログラム操作が快適に行えます。