WeissTechnik
SunEvent
太陽光・温湿度による製品劣化を再現し、CIE No.85準拠のスペクトルでDIN 75 220 / LV124対応試験が可能。R449A冷媒搭載で環境にも配慮した耐光試験器です。
太陽光・温度・湿度による製品劣化を再現。信頼性評価に最適なソリューション

WeissTechnik SunEventは、日光の影響を模擬し、製品の特性や耐久性に対する温度・湿度・太陽光の影響を評価するための装置です。多くの製品において、光の耐性評価は単独ではなく他の環境因子と組み合わせて実施することが不可欠です。太陽、熱、寒冷、湿気への直接曝露は、使用年数のみならず、塗装面の退色や素材の劣化を加速させる重要要因となります。
製品特徴
DIN 75 220 / LV124 準拠試験に対応
CIE No.85, T4準拠スペクトル
最大50kg対応の広い試験スペース
ISO167蒸気密設計・高気密・温湿度安定性能50-3
GWP1397の低環境負荷冷媒R449A搭載
安定した照射と熱管理

天面に設置された照射ユニットにより、太陽放射をシミュレーション。光源にはメタルハライドランプを使用し、CIE No.85 表4に基づくグローバル放射スペクトルに準拠。照射強度は自由に調整可能で、プレエージング済みの加熱された二重フィルターガラスを通して試験空間に放射されます。反射板と放熱機構は最適化されており、長時間でも安定した照射と熱管理が可能です。
照射強度

400~1150 W/㎡
DIN規格に準拠した太陽光スペクトル

一般的に「メタルハライド光源=太陽光に近くない」という印象を持たれがちですが、SunEventでは異なります。本装置は、DIN 75 220(欧州自動車規格LV124にも採用)に準拠し、CIE No.85, Table 4(T4スペクトル)に近似した光を再現可能。実環境に即した精度の高い評価を実施できます。
照射強度

400~1150 W/㎡
環境負荷の少ない冷媒「R449A」を採用

全モデルにおいて、次世代冷媒R449Aを採用。GWP(地球温暖化係数)値は1397で、2030年以降も継続使用可能です。法規制を先取りする仕様で、交換不要かつ保守性・環境性能にも優れた構造を実現しています。
冷媒

R449A(GWP1397)
広いスペース & 簡単設置

有効照射寸法は [W]800mm × [D]700mm × [H]500mm。棚網の耐荷重は最大50kgで、大型サンプルや多点同時試験にも対応可能です。またSunEventは「平置き設置」に対応。回転型タイプではないため、サンプルを治具に貼り付ける手間も不要のため設置もスムーズで、スピーディな試験立ち上げが可能です。
有効照射寸法(W×H×Dmm)

800x700x500
仕様表
照射強度 | 400~1150 W/㎡ |
測光校正(DIN75220に準拠) | 1000 W/㎡ |
試験室内の空間照射誤差 | 5% |
分光放射照度 | 280〜3000 |
温度範囲 | -20℃〜+100℃ |
温度変化速度(上昇) | 4.0℃/分 |
温度変化速度(下降) | 2.5℃/分 |
許容熱容量 | 3500W |
湿度範囲 | 10%〜80%RH |
容量 | 990L |
外寸法(WxHxDmm) | 1100x975x950 |
内寸法(WxHxDmm) | 800x500x700 |
総耐荷重量 | 250kg |
床面耐荷重量 | 150kg |
棚耐荷重量 | 50kg |