
■加硫時の析出物を外部へ排出
強力なフレッシュエア吸い込み用循環機によって循環効率を高め、析出物を外部へ排出して二次加硫を行う専用器です。
■作業性の良い両開き扉
扉開閉による槽内温度の低下を抑え、熱処理作業の生産性を上げるため、両開き扉を標準仕様とし、扉の回転半径を半分に抑えました。
■オートスタート/オートストップ/ウェイト機能を標準装備
新しい制御器の開発により、オートスタート/オートストップ/ウェイト機能が充実。加硫のための操作が一切不要となりました。また、最初の条件設定はメモリされているため、次回からはワンタッチで操作が完了します。
豊富な実績から生まれた、高い生産性
■短い温度上昇時間と均一な温度分布性能
加熱用ヒーターの高い熱交換効率と独自の熱風撹拌技術により、完全強制排気式でありながら短い温度上昇時間と均一な温度分布性能を達成しています。
■両開き式扉を標準装備
扉を両開きにすることにより、供試品の取り出しなど槽内へのアクセスを容易にしました。また、片扉と比べ作業者の動きを最小限に抑えるため、ストレスを軽減すると共に作業効率も高めます。前方の開閉範囲が狭いため、限られた設置スペースも有効に活用できます。
■専用ラックとラックカートにより効率をアップ(オプション)
専用のラック上に加熱処理する供試品をあらかじめセットアップすることで、供試品の入れ替え時間を短縮します。熱処理の作業効率を大幅に向上するとともに、槽内での作業を減らし安全性も高めます。
品質の向上
吸気から排気まで、一方向の完全強制排気方式の採用により、加硫時の析出物を効率良く槽外へ排出。
残留した低分子量シロキサンなどを効率よく除去できるため、安定した品質と歩留まりの向上に貢献します。※必ず排気口にダクトを接続して使用してください。
安全性とメンテナンス性を同時に実現
常に新鮮な外気が加熱用ヒーターユニットを通過する、強制排気型を採用しているため、循環式に比べヒーターへの析出物の付着を大幅に軽減。
発煙や発火などの原因となりやすい付着物を抑えることで、高い安全性を確保するとともに、ヒータユニットや扉周辺のにおいや汚れも最小限に抑えています。
また、各ユニットへ容易にアクセス出来る構造になっているため、定期的な清掃と交換作業においても、高いメンテナンス性を実現しました。
仕様表
型式 | HT340K | HT350K |
---|---|---|
内寸(W×H×Dmm) | 800×1000×800 | 1000×1000×800 |
内容量(L) | 640 | 800 |
温度範囲 | (室温+20℃)~+250℃ | (室温+20℃)~+250℃ |