『空冷最速!!!』気槽式熱衝撃試験器

昇降式・冷熱衝撃試験器 「ShockEvent T/60/V2」

皆さんこんにちは、エタックの森下です!
今回は 、昇降式・冷熱衝撃試験器 「ShockEvent T/60/V2」 をご紹介します。

こちらはドイツを拠点とする世界有数の環境試験器メーカー『Weiss Technik』の装置です。
世界15 カ国40 箇所に 拠点を置く環境試験機器の世界的なトップブランドです。
日本ではエタックがオフィシャルセールスパートナーとして、責任を持って販売・設置及び、アフターサービスを行っております。

この試験器の特長として、テストエリアが上下に稼働する「試料移動型」であることや、LV124等の「国際規格に準拠した試験を行える」ことがフォーカスされておりますが、それ以外にもこの装置には様々な特長があるので、そちらを紹介したいと思います。

■温度復帰時間が早い

試験器本来の冷却・加熱能力に加え、扉部に特殊なシーリングを採用していたりと気密性の高い堅牢なテストエリアとなっております。
そのため、条件の厳しいMIL-STD833K1010.9 コンディションDにおいて、試料温度復帰15分以内が可能となっております。

・試験条件
高温さらし : +200℃
低温さらし : -65℃
試料 : IC 12kg

・測定方法
槽内9点(中心・上下四隅)に設置した試料内部の温度を測定

■導入しやすい

温度復帰性能が高いにも関わらず空冷式となっているので、クーリングタワーやチラーが不要です。
さらに装置外寸900mmと非常にスリムなので、限られたスペースにも設置可能となっております。

■デフロストフリー

特殊シーリングと気密性の高いテストエリアに加え、独自の機構を設けることで霜付を防ぎ、1000サイクルのデフロストフリー運転が可能となっております。大幅に試験時間を短縮させます。


■低GWP冷媒採用

国際基準値の新Fガス規制値をクリアしたR449Aを採用しています。地球環境の事を考えた装置です。

■大型観察窓を標準搭載

視認性の高い大型観察(W355mm × H355mm)が標準搭載されております。
試験を継続しながら試料の状態を確認できます。

■恒温槽としても使用可能

熱衝撃試験器としてだけでなく、2つのエリアを独立した高温槽あるいは低温槽として使用可能な2WAY対応の試験器となっております。

いかがでしたでしょうか?
グローバル対応だけでなく、温度復帰性能・導入しやすさ他、熱衝撃試験器を必要とされるお客様にとって欠かせない機能を備えた装置となっております。
まさに『コンパクトでありながら、性能は巨人』と言える装置ではないでしょうか。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。