ETAC環境試験器の安全に関する取り組み

爆発放散口・オリジナルねじ込みハンドル ご紹介

エタックエンジニアリング(株)では装置の開発、設計、製造を業務としております。
この度、その中で当社の安全に関する取り組みにつきまして一例をご紹介します。
日ごろお使いの環境試験器は、試験槽内に様々な供試品を入れて試験されます。
その中でも、可燃性ガスを揮発する材料や、近年、リチウムイオン二次電池などのように、試験槽内で可燃性ガスを発生する恐れのある供試品は、最悪の事象として槽内空気と可燃性ガスが混合し着火することで、爆発に至ることが考えられます。
万が一の爆発事象などに至った場合、筐体より強度の弱い開口部を設け、被害を最小限にする方策があります。この機構を「爆発放散口」と言います。
なお、爆発放散口自身は爆発を予防するものではありませんので注意が必要です。
当社では、実際にプロパンガスやリチウムイオン二次電池での爆発実験を行い、動作検証を実施しております。

プロパンガスの爆破地実験事例

また、筐体の扉部分については、機器の強度試験などを実施するとともに、エタックオリジナルのハンドル機構を装備しています。
今年新しく特許取得※1 したエタックオリジナルの「ねじ込みハンドル」は、脱落防止機能を装備しており、従来のタイプからさらに安全性を高めています。
※1 特許第6896132号

扉ハンドル受け部
ねじ込みハンドル本体

当社では、ご要望に応じてこのような実験事例のご紹介や、仕様決定の際にご相談いただきお見積りを進めさせていただいています。
また、「安全性を確認するために実際に実験をしてみたい」というようなご要望につきましても是非ご相談ください。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。