ETAC Testing Corse
自動車関連試験
あらゆる電子部品の信頼性を支える自動車環境試験
現代の自動車には、1台あたり100個以上のECUや半導体デバイスが搭載されています。エンジン制御からADAS（先進運転支援システム）まで、多数の電子部品が連携する中で、温度・湿度・振動・衝撃など過酷な環境条件でも確実に作動する信頼性が求められます。エタックの環境試験設備では、実走行環境を再現し、電子部品・車載機器の耐久性・品質・安全性を総合的に評価できます。
規格対応とグローバル基準
国際規格準拠により、国内外市場におけるグローバル品質保証を実現します。
- ISO 16750 シリーズ：自動車用電装品の環境条件/試験
- JASO D014：自動車部品の環境試験方法
- IEC 60068 シリーズ：電子機器の環境試験
- UN/ECE R100・R136：EVバッテリ関連の安全要件
EV・ADAS時代の追加ニーズ
- 高電圧系（バッテリ/インバータ）の絶縁信頼性・熱暴走関連評価
- センシング（カメラ/レーダ/LiDAR）の耐候・熱衝撃・ノイズ耐性
- コネクテッド/通信モジュールの温度×振動複合と通信安定性
- サイバー/電源変動を含む電源品質・誤動作リスクの総合検証
試験導入のメリット
- 量産前の不具合を早期発見し、設計最適化と品質コスト低減
- 寿命・劣化の見える化による保証設計・保守計画の高度化
- ブランド信頼性の向上と認証取得の円滑化
エタックに依頼するメリット
1. ワンストップで多様な試験を実施可能
温度・湿度・振動・衝撃・腐食など、複数の環境負荷試験を一括で実施できる体制を整備。パーツや車載部品のみならず、車両のまま試験を行える大型環境試験室もあるので、複合環境条件にも柔軟に対応し、開発スケジュールを効率化します。
主な試験対象と評価領域
| 分野 | 主な対象機器・システム | 主な試験内容 |
|---|---|---|
| エンジン・パワートレイン | ECU、インバータ、BEV/HEV電動化部品、Bat制御、TFT/フィルムキャパシタなど | 高温・低温、温度サイクル、熱衝撃、連続耐久、振動（走行/エンジン） |
| 車内／外通信 | テレマティクス、ナビ、通信モジュール、車車間/車路間通信 | 温湿度サイクル、耐候性、電磁ノイズ影響確認、結露評価 |
| ブレーキ制御 | ABS、電動ブレーキ | 温度×振動の複合環境、衝撃、急冷急熱サイクル、長期繰返し |
| 視界・ライト制御 | カメラ、ヘッドライト、HUD、各種センサー | 光学性能保持性、熱衝撃、耐候/紫外、低温起動性 |
| 安全／快適制御 | エアバッグ、シートベルト、HVAC、乗員検知、パーキング支援 | 高温高湿、低温、塩水噴霧、長期安定性、材料劣化 |
| 走行性能 | モーター、EPS、サスペンション、各種制御ユニット、ハーネス | 加振（多軸）、塩水噴霧/腐食、粉じん、高低圧、耐水 |
代表的な環境試験メニュー
自動車部品・車載機器の環境試験は、安全性・信頼性・長期品質を保証する科学的アプローチです。多様な試験を組み合わせ、世界中のあらゆる使用環境でも性能を発揮できることを検証し、次世代モビリティの安心を支えます。